
2023年度 本場大島紬
新作コンテスト2023 Honba Oshima Tsumugi New Product Contest
内閣総理大臣賞
〈経緯絣部門1位〉
作品名「鏡裏緑地紋」
製作窪田織物㈱

【 審 査 結 果 】
鏡裏文様は古い鏡の裏側にある模様を鏡そのものの形を活かして文様化したものをいいます。大小様々な鏡裏文様を配し動きのある柄となるよう図案化しています。
また、9マルキという非常に細かい絣で柄を構成し、
かつ白地に緑色の絣という織工にとっては難易度の高い織物となっています。

2022年度 本場大島紬
新作コンテスト2022 Honba Oshima Tsumugi New Product Contest
内閣総理大臣賞
〈経緯絣部門1位〉
作品名「光と風」
製作窪田織物㈱

【 審 査 結 果 】
奄美大島の自然豊かな森の風景を表現。朝日が差し込み、落ち葉が風で舞い踊っている様子を
色とりどりの絣で表現しました。
白地と黒地のどちらを袷にするかで全く異なる印象を
与えるお仕立てになるのも特徴です。

2021年度 本場大島紬
新作コンテスト2021 Honba Oshima Tsumugi New Product Contest
内閣総理大臣賞
〈経緯絣部門1位〉
作品名「秘島」
製作窪田織物㈱

【 審 査 結 果 】
奄美大島の世界自然遺産登録を記念して、奄美の自然豊かな風景・草花をモチーフにデザインしました。
南国独特の明るく陽気な雰囲気を白大島で表現し、
限られた職人のみしか織ることの出来ない12マルキという極めて細い絣で織り上げています。

2020年度 本場大島紬
新作コンテスト2020 Honba Oshima Tsumugi New Product Contest
内閣総理大臣賞
〈経緯絣部門1位〉
作品名「蒼春の調べ」
製作窪田織物㈱

【 審 査 結 果 】
この大島紬は「二重総絣」という技法で作成されています。特徴として、白地に黒絣・濃地に白絣という白大島と泥大島の染技術を
1反の中で表現していることにあります。
織に関しても織エさんは絣合わせの際に白絣と黒絣と全く異なる色目の絣を
交互に調整することになるため非常に難易度の高い織物です。
柄も七宝柄や花の他様々な文様で構成されており
「和」と「洋」が混じり合った大島紬となっています。
また、柄の中に多数の色が使用されており、織だけでなく色を入れる「摺込み」においても
高度な技術を必要とする希少性の高い大島紬といえます。
